日記
何かに怯えて生きているのが今だとすれば、未来は開けているような気がする。
怯えている、というのは得体のしれない感情である。
恐怖という感覚でもないし、クラクラと目が回るような感覚でもない。
普段を生きている中ではあまり感じないが、ふとした時に心の隙間から漏れ出してくるかのような、感情であり、感覚でもある。
その「怯えている」という感情を確かに頭で分かった時に、私はそれに埋もれていくことがある。
怯えていることへの疑問(何に怯えているのだろうか)、怯えている自分に対する発奮のような何か(力を発揮せよ、目覚めよ)...
そのような種々の怯えに付随する様々な感に、埋もれる。
しかし、私はそれは未来への扉だと考える。
怯えるという意識に埋もれることは、自分を正しく認め、理性で以て考えることができているからである。
それに気づくことができるならば、あとは自分を変えていくだけだ。
その繰り返しも、また人生のような気がする。